『五月の恋』http://www.may-love.com/

台湾の人気バンド・五月天が出演していると聞いて楽しみにしていた『五月の恋』、主演が陳柏霖というのもまた期待を高めてくれていたのですが、うーん何だかあれだな、特に前半は見ながら少しイライラしてしまって駄目だったなあ。主人公の大学生君は五月天のギター・石頭の弟(という設定)なんだけど、見ていて「へいへいもっとシャッキリしろよシャッキリ、甘えるなよおいおい」と思ってしまった。わざとそう描いているんだろうし、映画の恋愛要素というのはもどかしいものと相場が決まっていても、どうにも好感度が低かった。陳柏霖好きなんだけどね。
大陸と台湾の距離・恋愛・京劇・五月天・家族の歴史、という材料を揃え、ロケ地として台北・三義・ハルピンを使いながらなぜああなってしまうんだろう。映画のエピソードのバランスとか色々がちぐはぐで散漫になってしまったように思う。挿入歌は好きだし、五月天を大画面で見られたのは嬉しかったんだけどなあ。