その時々のブームを記録しようと思い立ちました。

只今、唐突に漢詩北野武(映画)、そして創作漫画ブームが来ています。
好きは好きなのですが、いつでも漢詩を愛しているかというとさにあらず、「漢詩なんぞ読みたくもない」と思う時期もあります。急に上昇気流が来ると「杜甫杜甫李白李白」と文庫本を持ち歩き、それが唐突に去ると本棚に押しやって開きもしない。『杜詩』読破は遠そうです。

急に創作漫画を描きたくなったのは、漫画家を目指している青年のブログを覗いたからです。頑張れ!君のデビューを心から願っているよ!私も下手なりに一丁やるか!とはいえ、とはいえですね、私の創作意欲の重心というか主軸というか背骨というか、そういうものは奪われて久しく、取り戻す気もない。つまりブームが来ても行きつ戻りつ行きつ戻りつ。清代…。

北野武ソナチネ』のサントラを聞きながらあの奇蹟の傑作映画の様々なシーンと色彩を思い出してしまい、今「見たい見たい、でもうちの小テレビでは!」と葛藤が生じています。『ソナチネ』のためにモニタと音響システムを揃えようかと思いつめる有様です。馬鹿ではないか止まれ止まれ。今どこかで上映してくれるなら日本全国どこでも行きかねない。モニタを買ったら大画面でキートン丹下左膳(傳次郎)と姜文が見られるんだよね…って止まれ止まれ、「地デジ」とやらいう変革の嵐が来るらしいではないか。それにしても久石譲は本当にすごい。あの人、キートン長編映画全てに音をつけてくれないかな。

そうそう、ブームと言えば戴敦邦師父。水墨画風に塗るにはペインタでは駄目なのかとうなだれています。アナログに戻るのは無理だよ…。ハッそうだ、水墨画ソフトとかないんだろうか。