ようやく連休を確保したと思いきや、蓄積した疲労に押し流されて寝たり起きたり寝たり飲んだり寝たり、っておとなしく寝てろよ!まあゴールデンだし久しぶりに会えたんだし少しくらいさー。吟醸は素敵だよなー。
軋んでいた身体がようやく回復してきたところでまた猛ダッシュ開始です。とかくこの世はままならぬ。

寝床でこの漫画を読んでいて、様々な感情に揺り動かされました。これはすごい。軽みがありながら重くて深い。

この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

内容だけでなく、漫画上の表現や構成がとても練り込んであるのに感服しました。日本の漫画は連載に追われて、あまり構成や細部に拘ることができない作品が多いように思うのですが、この作品は工夫をこらして考えに考えて大事に描いているのが伝わってきます。

のうのうと利き手で漫画を描ける平和。戦もなく大事な人を奪われることなく、ああ本当に何て幸せなんだろう。というような事をしみじみと思います。刹那の時間かもしれないけれど、出会えた人々に感謝したい(なかなか伝えられないけれど)。皆がささやかに幸せであればいいなあ。